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映画「ディストピア パンドラの少女」ネタバレと感想 人類だけいらない

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ゾンビ界をざわつかせた話題の作品を鑑賞。

 

ディストピア

パンドラの少女 

 世界が、終わる。

 

心のつながりと世界の終焉。

ゾンビものは人の心を描き出しますが、この作品はさらに踏み込んでいます。

それは「次の世代」で表現されています。

登場するゾンビの特徴としては

「音に反応」

「菌保持者識別能力」

「高速移動」

 

ストーリー

隔離されている少年少女。

朝になると車いすに縛り付けられて授業を受ける。

先生は彼らに触ることも許されない。

 

主人公の少女は先生に心惹かれていた。

先生の話すギリシャ神話が大好きだった。

そんな幼気な少女を不憫に思っている先生は思わず頭をなでる。

すると監視していた軍人が怒る。

「何をしている!」

 

少年少女の正体。

彼らはゾンビ第二世代。

感染した親から生まれてきたのだ。

内臓を食い破って、内側から出てきたのだ。

そのため通常は人間の見た目をしているが、人間の匂いをかぐと狂暴化する。

そのため常に銃口を向けられ、移動時には完全に拘束。

人間は匂いを消すためにジェルを皮膚に塗る必要がある。

 

同施設にいる科学者のおばさんはワクチンを開発していた。

最終段階の被験者として主人公の少女をラボに連れてくる。

主人公を実験台として使用しようとしたその時、施設のフェンスは破られゾンビがなだれ込む。

 

軍の車で何とか逃げ切れたのは軍人3人と少女、先生、科学者だけ。

施設は壊滅し、しかたなく他の基地を目指すことにしました。

仲間に感染者が出たり、車が壊れたり。

そして軍曹はロンドンを徒歩で突っ切るルートを選ぶ。

町中に立ったまま寝ている(?)ゾンビの横を静かに歩き抜ける。

 

隠れながら進んでいくとゾンビのいない静かな場所へでた。

そこではゾンビは口からツタを出し植物になり始めていた。

ツタは実をつけ、胞子を蓄える。

 

近くで移動式のラボを見つけた一行は安全な場所だと安堵する。

しかし、食料を探しに行くと第二世代の野生化した子供達と出会う。

知恵もあり、罠を仕掛けてくる。

主人公の起点でなんとか切り抜ける。

 

科学者は少女にワクチンの材料になって欲しいとお願いする。

先生を助けられるならと初めは了承するが、考えを変える。

 

「なぜ、私が人間のために死なないといけないの?」

 

少女は胞子のなる木まで行き火をつける。

すると実が破裂し胞子が撒き散らされる。

胞子を吸った人間は感染してしまうが、第二世代は発芽しない。

一人だけラボの中で生き延びた先生以外の人類は滅亡した。

 

ラスト

ラボの中から先生が第二世代の子供達へ授業を行なう。

緑に囲まれた世界で。

 

感想

なかなか深いテーマと悲しいエンディングでした。

人間が優勢の場合は全ては人間次第。

しかし、人間が少数派になると・・・

主人公はゾンビ菌と共存する第二世代で人間みたいだけど異常に血を好む。

 

①大人と子供

第二世代とは「子供」のことで通常の人間は大人である。

通常の人間は感染し、ゾンビ化し、植物化する。

しかし、第二世代はすでにそのウイルスを体内に保有し、共存している。

なのでゾンビ化しないし植物化もしない。

生まれ持った性質と共存する第二世代という考え方が新しい。

それは共感しあえない子供と大人を表しているよう。

 

②最大の絶望

ゾンビ映画の終わり方として一般的なのは、ゾンビ化で人類滅亡かワクチン開発で人類再び繁栄のどちらかです。

しかし、この映画ではそのどちらでもあり、そのどちらでもない。

「最大の絶望」を描いています。

それは「人類は滅びるけど新しい人類は繁栄する」こと。

人間が滅亡するだけならストレートだが、人類がいらなくなったようなこの映画の終わりは非常に怖い。

 

③血を拭きなさいよ

ずっと気になったのですが、主人公の少女は猫を食ったりするので口の周りが血まみれだ。

拭きなさいよ、というか拭いてあげなさいよ。

もちろん演出的に見た目がその方がいいのは重々承知です。

せっかく服着替えたのに、またすぐ血まみれだよー。

 

まとめ

ゾンビものとしての新しい提案としっかりしたストーリー。

そしてあのどんでん返し。

見た目もチープではないのですごく良い作品だと思います。

どう感じるかを言い合えるような作品ですね。

 

この映画が好きな人におすすめ

感染ゾンビ系のお手本のような作品

「クレイジーズ」

 

世界がゾンビで溢れかえる作品。

「ワールドウォーZ」

 

怖いのは人間でした、ってなる作品。

「28日後・・・」