アメコミヒーロー映画全盛期の2010年代。
DCコミックの反撃が始まる。
ジャスティス・リーグ
最強最高!
アメコミヒーローは「マーベル」と「DCコミック」に分かれます。
マーベル映画が大ヒットしているのですが、DCも負けてはいません。
何と言っても最強「スーパーマン」を有するのはこっち!
でも「バットマン VS スーパーマン」で死んでしまった・・・
彼なしで地球の平和は守れるのか。
ストーリー
ここでのネタバレが他の映画のネタバレにもなる可能性があります。
地球にある三つの「マザー」と呼ばれる箱。
それ自体が強大な「パワー」であった。
古の時代に悪がそのパワーを使って地球を支配しようとしたが人間、アマゾン、アトランティス、そして神も力を合わせて戦い、防いだ。
そして三つの「マザー」はそれぞれ「人間」「アマゾン(ワンダーウーマン)」「アトランティス(アクアマン)」が守ることになる。
時を経て、現代。
邪悪な神が蘇り三つの「マザー」を手に入れて再び地球を滅ぼそうとする。
それに対抗するためにスーパーマン亡き地球でバットマンはチームを結成しようと特殊な能力を持った人物に声を掛ける。
キャラクター
「フラッシュ」
超高速で移動できるがコミュ症で友達のいないおっちょこちょいな男。
父が母殺しの罪で服役中で父のために法律の勉強をしている。
「ワンダーウーマン」
圧倒的な正義心を持ち、女戦士一族アマゾンと神の娘。
非常に長生きだが恋人を亡くした悲しみで普通の生活をしている。
「サイボーグ」
事故で死にかけたが科学者の父が「マザー」の力を借りて半分機械にされた男。
非常に高いIQの持ち主で日々進化する機械体を持ち、空も飛べるようになった。
「アクアマン」
海の中でも息ができ、自由奔放な怪力男でアトランティスの女王の息子。
海中に住む一族にも属さず、バットマンの誘いにも興味を示さなかった。
「バットマン」
金持ち。
彼らはそれぞれの悩みや事情を抱えつつチームに加わる。
しかし、バットマンの元ではなかなかチームはまとまらない。
「マザー」というパワーを目の当たりにしたバットマンはその力を用いて「スーパーマン」を復活させようと考える。
しかし、これにはワンダーウーマンが反対する。
その間も敵は大軍を連れて地球を侵略しようとしていた。
時間がないと気づいたので結局スーパーマンを蘇らせることにする。
スーパーマンの遺体を掘り出し、彼ら(クリプトン星人)の船に行き、中に溜まっている液体に遺体を沈める。
そこに「マザー」を落とす瞬間にフラッシュが静電気を起こして蘇らせようと試みる。
結果、蘇りはしたものの自我が不安定でバトルとなる。
みんなで束になっても敵わないのでフラッシュが速さで勝とうとするがスーパーマンは同じ速度で動けた。
そしてバットマンを捕まえてこう言う。
「お前は俺に生きることも死ぬこともさせないのか」と。
バットマンは切り札としてスーパーマンの彼女を連れてくる。
すると二人は飛び去ってしまった。
結果的にすべての「マザー」は奪われ、仕方なく5人で戦うことに。
そして、敵の本拠地を見つけ乗り込む。
雑魚を蹴散らしつつ親玉を叩こうとするが全く歯が立たない。
そこへ・・・
スーパーマン登場!
相手も「クリプトン星人め!」と言っているので知っているようだ。
悪の神相手に圧倒的な力で勝つスーパーマン。
悪を止め「マザー」を取り戻し、世界は平和になった。
ラスト
フラッシュがスーパーマンに速さ対決を申し込む。
ヨーーイ、ドン!
感想
ユーモア満載で非常に笑える映画でした。
何よりスーパーマンの圧倒的な強さに酔いしれ、エンディングの曲でノリノリになってしまいました。
マーベルのような凸凹感は若干少ないがわかりやすい分ストレートに楽しめました。
幾つかの点で振り返ってみます。
①バットマンの役割
そもそもバットマンの良い点はなんだろうか。
彼はハイテクメカを駆使してゴッサムシティー(ニューヨーク)だけを守っている。
でも、親を殺された経験から正義感も人一倍ある。
今作で一番重要だと思ったのがバットマンの真の役割。
「チームを結成すること」
そのために地球上を飛び回り、交渉して、準備する。
彼がいなかったら今回の敵にも勝てなかったでしょう。
あと、マスクをかぶった時の異常に低い声がいいですね。
コミックだと「バットマン」「スーパーマン」「ワンダーウーマン」がメインのトリオらしいです。
②正義と悪
ヒーロー物の大きなテーマは「悪とは、善とは」です。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ではヒーロー同士のバトル。
「バットマン VS スーパーマン」でもヒーロー同士が戦います。
しかし、今作では悪は完全に疑いようのない悪です。
そもそも自分で悪だと認識しています。
「見方を変えれば善」なんて深い話はないです。
「ダークナイト」以降大人向けになっていたヒーロー映画。
重いテーマや哲学的な問いは最近薄れてきてます。
逆に「ワンダーウーマン」のヒットで「わかりやすい善VS悪」が再び受け入れられるようになったのでしょう。
③圧倒的な強さという快感
桁違いの強さを誇るスーパーマン。
スーパーマンはアメコミすべてのキャラクターの中で最強を誇ります。
神界でも名が知れているのでとんでもない強さです。
それなのに死んでしまった、予告でも出てきません。
だけど、だけど!登場します!
しかも悪の神をけちょんけちょんにしてしまいます。
超余裕。
気持ちいいです。
さすが超人中の超人、スーパーマン。
まとめ
予告で「スーパーマン」は出ないとミスリードし、オープニングの曲で観客の心をぐっと掴み、ユーモアで笑いを誘い、パワーで敵をねじ伏せ、エンディングの曲でノセる。
最高の映画でした。
でも一点だけ不安があります。
ワンダーウーマンの魅力がすごいんですけど、露出が若干多いことにそのうち女性団体から「女性の魅力は露出じゃない!」と声が上がり、衣装がチェンジしないか。
心配です。
とりあえず続編、関連作に、期待。
DCコミックス上映予定作品
- 『アクアマン』(2018年)
- 『シャザム』(2019年)
- 『ワンダーウーマン2』(2019年)
- 『サイボーグ』(2020年)
- 『グリーンランタン/コープス』(2020年)
おすすめ映画
まずこれを見ておかないといけません。