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映画「犬鳴村」ネタバレと感想 1990年代の古典的ホラー映画だ。




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トンネルの先には何が待ち受けているのか。

 

犬鳴村
日本の古典的ホラー映画。

 

あの「呪怨」を作り出したJホラーの申し子清水崇監督による最新作。

みなさんの期待も高かったのではないでしょうか。

「日本最強の心霊スポット」とは?

 

ストーリー

あるカップルが動画を撮影している。

深夜2時に電話ボックスの電話が鳴るのを待っている。

すると確かに電話が鳴った。

受話器を取ってみると・・・

 

コポコポ・・・コポコポ・・・

 

と水の中のような音がしていた。

「今からそちらへ向かいます!」と言ってしまう女。

彼らは「犬鳴トンネル」を通り、ある村へ行ってしまう。

トンネルを抜けた先には「コノ先 日本国憲法 通用セズ」と書かれた朽ちた看板があった。

そここそが「日本最強の心霊スポット」と言われる「犬鳴村」だったのである。

そこで撮影を続けていたが、二人が逸れたタイミングで女が何かに襲われてしまう。

恐怖に怯えた女は逃げ出し、男もその後を追う。

 

翌日。

主人公(心霊スポットに行っていた男の妹)は病院の小児科(精神科)で働いている。

兄から「彼女の様子がおかしいから見てくれ」と言われる。

見に行くと不気味な絵を描きながら古めかしい歌を歌っていた。

「ずっとこの調子なんだよ」

すると、彼女はトイレに行くと言って部屋を出て行く。

彼女はそのまま部屋着で外へ出て行き、おしっこを垂れ流しながらどこかへ行ってしまった。

しばらくして異変に気付いた主人公たちは探しに行く。

彼女は鉄塔へ登っていて、探している男の目の前に飛び降り自殺する。

しかし、死因は肺に水が溜まった「溺死」だった。

 

男は彼女がおかしくなったのは犬鳴村のせいだとし、もう一度そこへ行こうとする。

しかし、なぜかトンネルの入り口は大きなコンクリートのブロックで閉ざされていた。

入れる隙間から中へ行ってしまう男。

 

主人公は自分の家に伝わることが引っかかっていた。

父が言った「交わってはいけない一族だったんだ」という言葉が引っかかっていたのだ。

祖父に確認しに行くと、祖母には特殊な能力があり、祖母は家の前に捨てられていたのだという。

実は、主人公にも祖母と同じ能力があったが主人公はそれを隠していた。

その能力とは「霊が見える」こと。

さらに、犬鳴村はダムに沈んだことを聞かされる。

村のさらなる手がかりを探すために主人公は祖父の家の横のお墓にずっと立っている青年(昔からずっとそこにいる)に話しかけてみる。

すると、ある古いフィルムを見せてくれる。

内容は

「犬を食べることで恐れられていた村があった、それが犬鳴村。

ある時、電力会社の偉い人が来て彼らの味方をすると言い出し村は大喜び。

村の入り口に「コノ先 日本国憲法 通用セズ」と書いた看板を出す。

しかし、村人に近づいたのはそこにダムを作る計画があったからだった。

村人が「犬と交わっている」という噂を周りの村に言いふらすことで更に孤立化させ、村人もろともダムに沈めてしまった。」

そこに写っていた電力会社のお偉いさんの顔は祖父の家に飾られていた先祖の写真と同じだった。

 

主人公は兄を助けるために霊の青年とともに犬鳴村へ行く。

道に死体がいっぱい転がる中で、ある建物で何とか兄を見つける。

すると、建物の奥から赤ちゃんの泣き声が聞こえる。

行ってみると霊の青年の妻が赤ちゃんを出産していた。

霊の青年は「赤ちゃんを頼む」と言って赤ちゃんを主人公に委ねた。

しかし、産んだ女は「赤ちゃんを返して」と懇願する。

主人公は赤ちゃんを抱きかかえ、兄を連れて村を出ようとする。

そこへ赤ちゃんの母が追いつき、呻きながら不気味な動きをする。

口には犬のような牙が生え、手も犬のように丸まっていた。

さらに村人の霊も襲って来たが兄が何とか食い止め、主人公は赤ちゃんを連れて逃げる。

トンネルを抜けた先には祖父の家があり、そこへ赤ちゃんを置いて気を失ってしまった。

 

目覚めると主人公は病院にいた。

兄がダムで溺死しているのが発見され、身元確認に行ったら何と・・・

兄の体にもう2体の白骨死体が絡まっていた。

それはあの霊の青年とその妻のものだった。

 

その後、仕事に復帰した主人公。

ある少年の退院を見届けると、不思議なことを言われる。

「もう一人のお母さんがお友達によろしくって」

見てみると少年の横には少年を産んですぐに死んでしまった女の霊が・・・

主人公はそんな少年を見送る。

振り返った主人公はまるで犬のような鋭い牙をもっていた。

 

感想

よくわからなかった。

詰め込みスタイルで様々な要素満載だったので、どれかがはまれば面白いと感じたのかもしれない。

村八分、ダムに沈んだ村、電話ボックス、謎の歌、血族、霊。

題材は1990年代のホラーそのものです。

さらに特にオチがとんでもなかった。

もうこれはファンタジーである。

①時代設定

この映画の時代設定を特定できるものは少ない。

が、少ない情報から探ってみる。

・弟がICカードを使いこなせていること

・ビデオカメラを自然に使っていたこと

・ダムにいたカップルが自撮り棒で携帯を使っていたこと

を考えると2010年〜2015年あたりでははないかと思う。

なぜ時代設定が大事かというと、恐怖の対象が変わるからである。

詳しくは次の章で説明します。

②恐怖の対象

ホラー映画には必ずといっていいほど「恐怖の対象」が存在する。

例えば「リング」では電話だったりVHSだったり、「着信あり」では携帯電話だったりする。

つまり、新しい技術をちゃんと理解していない状態、いわば「謎の便利機械」は恐怖の対象になりやすい。

恐怖の手紙がチェーンメールになったり、ネットの恐ろしい殺人鬼だったり。

リング-リバース-ではコピペも恐怖の対象となっている。

ではこの映画ではどうか。

それは「犬鳴村という場所」なのか「犬族の血」なのか、いまいちはっきりしません。

さらに、スマホのある時代に電話ボックスを恐怖の対象とするのは時代的に難しい。

1990年代には電話ボックスにまつわる都市伝説はいっぱいあった。

この「恐怖の対象」がぶれてしまっているために、どこに集中していいのかわからず迷子になってしまうと大変だ。

③早く逃げて

この映画の恐怖のピークであるはずの「産んだ女の犬族への変身シーン」。

シンプルに言いますが、その間に逃げればよかったじゃないか。

変形しそうだ!これは狼男みたいな犬女になるのか!犬と交わっていたのか!

と思ってたら、なっっっっっっっっかなか変身しない。

もちろん怖くて動けなかったということはあるかもしれない。

しかし言わせてもらおう。

そんなに怖くないぞ。

④スマホ問題

スマホ問題とは「スマホが繋がったら助けを呼べるし、GPSで場所もわかるし、メールやSNSで情報を流せる」ことをどうやって阻止するかです。

固定電話しかなかった頃は、そもそも電話を置かないとか、電話線切ればよかった。

携帯電話やスマホが問題だ。

初期は「電波が通じない」「電池がなくなった」で対応していたが、それも2010年前後で通用しなくなりました。

原因は同じ対処法に視聴者が飽きたり、性能が上がったからですね。

海外では「スマホ問題」を解決させるために時代を古く(1980年代くらいに)する傾向があります。

今作では「なぜか使わない」という感じですね。

普通であれば序盤で「犬鳴村」を検索しそうですが、それをしないところから「もしかして1990年代か?」と思ってしまったほどです。

まとめ

ホラー映画は時代に敏感なジャンルですね。

良くも悪くも新しい技術が恐怖の対象になるのでどんどんデジタル化しています。

ただ、もしかすると未だに存在している「電話ボックス」が不気味と感じる世代になっていて、それが再度ホラー映画の題材になることも考えられます。

ちなみに、エンドロールの映像が一番よかったらしいのだが、見ずに帰ってしまった・・・

次のホラー映画の恐怖の対象はなんでしょうか?

楽しみでなりません! 

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