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映画「2001年宇宙の旅」ネタバレと感想 芸術的SFスリラーだった。

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何十年も前のSF映画はちゃっちくて面白くないのではないか。

そんな思いから見ていなかった作品でしたが。

とんでもなかった。

 

2001年

宇宙の旅

これが芸術だ。

 

どうですかこの予告。

さっぱりわかりませんよね。

そう、この作品は「芸術」なのです。

でも大丈夫、ストーリーもあります。

 

 

まずはHDでこのとんでもない映画のオープニングを楽しんでください。

地球、月、太陽が一直線上に並ぶ。

宇宙の夜明けのようなオープニング。

 

この映画は芸術であり、壮大などんでん返しであり、SFスリラーなのです。

なのでネタバレ前に見ることをおすすめします。

 

では、ストーリーを紹介したいのですが、難しいんです。

まずはオープニング。

 

映画スタート

しばらく画面は真っ暗。

鳴り響く不気味な合唱隊。

それが、数分続く・・・

「あれ?故障?画面映らない?」

 

と思ったら星々が一直線上に映り、一気に引き込まれる。

「さて宇宙の冒険が始まるぞ!」

と思ったら映ったのは猿だった。

太古の地球、まだ人間が猿だった頃。

水を確保できる場所の周辺で生活していた。

しかし、他の猿の集団がやってきて、水飲み場を奪われてしまう。

奪われた集団の前に、唐突に黒い四角い壁(モノリス)が登場します。

それを見て猿たちは興味津々。

そしてなんと「知恵」を授かってしまうのです。

一人の猿が骨を拾い上げ、振りかぶり、振り下ろす。

「これ、武器になるんじゃないか?」

そしてその知恵(武器)で相手の集団の一人を撲殺。

水飲み場を奪還。

 

はい、宇宙。

宇宙船の中では一人のサラリーマンらしき男性が寝ている。

月へ行く前に宇宙ステーションに立ち寄る。

そこで「月に未知のウイルスが蔓延してるって本当ですか?」と聞かれる。

「申し訳ないが、秘守義務があるので。」と流す。

その後、彼は会議に出席。

内容は月で掘り起こされた「何か」を隠し通すこと。

ウイルス蔓延は嘘だったのだ。

 

では何が掘り起こされたのか。

それは地中に埋まっていた黒い壁(モノリス)だったのだ。

完全な人工物であるが人類が作ったわけではない。

つまり、地球外生命体がいる証拠になるのだ。

そしてモノリスは木星へ向かって電磁波を発していた。

 

はい、別の宇宙船。

AIのハルと二人のクルーが宇宙を航行中。

そこでハルは船長に質問します。

「個人的な質問をしてもいいですか?」

AIが個人的な質問?

「月で何か掘り出されたって噂ですが、知ってますよね?」と質問。

「なにそれ?知らないよ。どういうこと?」と船長。

「あ、えーっと、AE35が故障しそうです、交換してください。」

話をそらすために嘘をつくハル。

ミスをしないAIに言われたので交換しに行くが故障していなかった。

ハルを疑い出したクルーは交換したAE35を元に戻したら一回ハルを止めようと話し合います。

その喋っている二人の声は聞こえないが唇を読むハル。

船外に出たクルーを遠隔操作で宇宙へ投げ飛ばします。

それを見た船長は急いで助けに行く。

そして連れ戻したのだが、ハルはハッチを開けない。

「開けたら、私を停止するんですよね?だから入れられません。」

このままでは死んでしまうので手動でハッチを開けて中に入る船長。

船長は怒りのままにハルを停止。

するとVTRが流れ始める。

「我々は月であるものを掘り当てた。

それが木星へ向けて信号を送っている。

その先になにがあるかを突き止めるのが君たちの任務だ。」

木星の近くにはモノリスが回転していた。

 

そしてキラキラした映像が流れ。

グルグルした映像が流れ。

スシャーーーーットした映像が流れ。

色のおかしい地表の映像が流れる。

 

はい、部屋。

気づいたら船長は豪華な部屋にいた。

そしてそこにいたのは宇宙で死んだはずのクルー。

年老いている。

その後謎の現象がおこり、胎児が地球を見つめ、終了。

 

 

はい?

 

感想

この映画は幾つかのパートに分かれています。

なので芸術的な部分に引っ張られすぎると、迷子になります。

幾つかの点でまとめてみましょう。

 

①猿がいたのはどこか

これは僕が初めてみたときの解釈で一般的な解釈とは全く違います。

一般的な意見は「猿が触ったモノリス」「月のモノリス」「木星のモノリス」の三つある。

僕は「月のモノリス」と「木星のモノリス」の二つだと感じました。

なので月で掘り出されたのが猿の触ったモノリスだった。

つまり、猿はもともと月にいたのだ!

と解釈し「なんてどんでん返しだ!」と思ったんです。

でも、一般的には違います。

でも地球にもモノリスがあったのなら見つかっているはずですよね。

深読みがいくらでもできるのが面白いです。

 

②モノリスとは

宇宙人そのもの説、宇宙人の遺伝子入ってる説、機械説など様々あります。

とにかく、まだ人類では理解できないシロモノでしょう。

ラピュタのロボット兵が粘土なのか金属なのかわからないように。

宇宙人が人類に知恵を与え、知恵を持った人類は月を目指すので月にも道標を置いておいた。

そしてそれを解読し木星へやってくるだろう。

というのが納得のいく解釈です。

木星にいた宇宙人は人類になんらかの理由で知恵を与えたのは間違いなさそうです。

しかし、その宇宙人はもう絶滅したか、遠くへ行ったのでしょう。

 

③人工知能の殺人

この映画、1968年に作られているんですよ。

今でこそ人工知能が怖いって思いますが、何十年も前にそれを描いた想像力がとにかくすごい。

そして怖い。

タブレットも写ってますからね。

完璧すぎて自我が芽生えてしまったハル。

本当の任務を教えてはいけないと言われていたがどうしても話したくなってしまい、話を振ってみる。

船長が本当に知らないと知り、ヤバイと思い話をそらすために嘘の故障をでっち上げる。

でも故障していないことがばれてしまう。

完璧なはずの自分を完璧なままでいさせるためにクルーを殺してしまう。

怒った船長を止めるために必死で嘘をつくあたりは非常に怖い。

しかも一度嘘をついたらもう何を言っても嘘にしか聞こえない。

 

④木星にはなにがあるのか

最終的に木星へ到着した船長。

そこから綺麗な映像と不協和音がしばらく続きます。

そして部屋に入り込み、胎児化して、地球が映る。

つまり、他の知的生命体の知識に接触。

彼らの情報や宇宙のことを頭に流し込まれる。

地球人がまだ十分賢くないと知ると、船長を胎児化し地球外へ設置。

地球を見る(監視?観察?)することになる。

 

ストーリーまとめ

地球外生命体がモノリスを置いて猿に知恵を与える。

知恵を持った猿は月を目指し新たなモノリスを発見。

そして木星を目指す。

途中で人工知能の反乱が起きるが木星に到着。

異星人の情報を得るもまだそのレベルに達していないと知る。

そして引き続き人類の進化を待つ。

 

最後に

とんでもない映画です。

いくらでも深読みできるあたりが楽しいですね。

どことなくエヴァンゲリオン的宇宙観だなと思いました。

しかし、1968年にこんな映画を作ったなんて本当に驚きです。

2017年に見ても十二分に楽しめました。

普通はブラウン管とかのモニターに冷めちゃうんですけどね。

ネットにもいろんな解説がありますし、本も出てますし動画もあります。

それぞれの意見を見出して楽しみましょう。

 

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